「SPUR」7月号 「マンガの中の◯◯男子」第6回

「SPUR」7月号が発売中です。電気グルーヴの名曲「ガリガリ君」等をモチーフとしたファッションページも面白いのですが（編集者の狂気を感じます）、今号は何と言っても東村先生の韓流エッセイコミックでありましょう。

SPUR (シュプール) 2013年 07月号 [雑誌]

さて、ひっそりと連載しておりますわたくしのコラム「マンガの中の◯◯男子」ですが、第6回となる今回は「恋におちた社長男子」と題しまして、この2作を紹介しています。

おはようおかえり(1) (モーニング KC)

ガラスの仮面 47 (花とゆめCOMICS)

なぜ47巻かというと速水社長が大きく描かれているからです。っていうか5月末に50巻が出るって話だったから『ガラスの仮面』にしたのにッ！ おい！ こら！ なにとぞお願いします。ここ数年は順調だったんすけどねえ…久々にリライト癖がご発現なさったのでしょうか。

『おはようおかえり』は、実は当初はそんなに面白いとは思わなかったのですよ。ところが社長！ この社長ですよ！ 社長！ 2巻、3巻あたりからグイグイはまりまして、最終巻も本当に素晴らしい終わり方で、今やあちこちで人におすすめする日々です。どうやらわたしは情けない男とかっこいい女性が登場するお話が好きなようです（トリュフォー的な？）。そして永遠ではないけれどその一瞬の美しさゆえに肯定される過去。

余談ですが最終話のあの家と女性、物語の途中に登場していたことにお気づきでしょうか？ 一保と実佑紀が京都の街中でデートするシーンです。本当によく構成されたマンガだと思います。