「FRaU」9月号「女子マンガ大賞」でべらべら喋っています。
久々の「FRaU」です。
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2013/08/10
- メディア: 雑誌
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そもそもわたしの「女子マンガ研究家」という肩書は当時「FRaU」編集部にいらっしゃったS井さん(今は異動なさってしまいました)がつけてくださったもので、また初めて原稿を書いたのも「FRaU」でありました。お世話になっております。
さらりと顔出ししておりますが、どうぞあまり気になさらず。実はオッサンですみません。ちなみにわたしの「女子マンガ大賞」候補作はこの5作品+1作品でした。
- 作者: 雲田はるこ
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2013/06/07
- メディア: コミック
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- 作者: 岩本ナオ
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2013/07/10
- メディア: コミック
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- 作者: 鳥飼茜
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2013/04/12
- メディア: コミック
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- 作者: 東村アキコ
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2013/05/24
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- 作者: 鴨居まさね
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2012/08/24
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【番外編】九井諒子『ひきだしにテラリウム』(イースト・プレス)
- 作者: 九井諒子
- 出版社/メーカー: イースト・プレス
- 発売日: 2013/03/16
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「時間」をテーマに選びました。年輪を重ねた大人の女性が読む「女子マンガ」の本質は、現在を基点として前後に伸びる時間軸にあると考えるからです。少女マンガは概ね一方通行、未来へ向けて描かれますが(ゴールとしての恋の成就など)、女子マンガにはむしろ過去を重視した重層的な時間感覚が存在するように思います。また、最近の勢い、というよりもここ数年の「女子マンガ」を代表する作品を挙げたつもりです。
で、大賞は『にこたま』でした。これは絶妙なチョイスでありましょう。
- 作者: 渡辺ペコ
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2013/04/23
- メディア: コミック
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自分のまわりのマンガ好きはたいてい夢中になっていた『にこたま』でしたが、セールス的にはおそらく伸び悩んでいるのではと推察します。とりたててマンガが好きでない人々にも読んで欲しいと、審査員全員で願った結果としての選出でありました。
ほか座談会に登場した作品で、著しくオススメしたいのはコチラ。
10DANCE 1 (バンブー・コミックス 麗人セレクション)
- 作者: 井上佐藤
- 出版社/メーカー: 竹書房
- 発売日: 2013/02/16
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BLが苦手で常々そのことに劣等感を覚えるわたし(オッサン)でも、これはかなり楽しく読ませていただきました。わたしと同じくBLに苦手意識がある方にもぜひオススメしたいです。
ほか雲田先生と田中相先生の対談が超興味深いです。こちらもぜひぜひ。なお、選考会のダイジェストはこちらで試し読みできます。