「サイゾーウーマン」で新連載「女子マンガ月報」が始まりました
なんとなくご無沙汰していた「サイゾーウーマン」で新連載が始まりました。その名も「『なんかおもしろいマンガ』あります 〜女子マンガ月報〜」。長いので「女子マンガ月報」でよろしくお願いします。さっそくですがこちらが4月分。
『なんかおもしろいマンガ』あります 〜女子マンガ月報〜【4月】前編 かつては売れっ子、低迷するアラフォー女漫画家の自虐コメディ『都の昼寝物語』の叫び(1/2)|サイゾーウーマン
『なんかおもしろいマンガ』あります 〜女子マンガ月報〜【4月】後編 見世物小屋一座の擬似家族が漂う、“ここではないどこか”の誘惑と余韻――『五色の舟』|サイゾーウーマン
この連載ではできる限り多くのマンガを紹介したいと考えています。しかもなるべく早く。というのもこれはマンガに限った話ではないのですが、新刊は発売後1週間〜1か月のセールスがとても重要なんですね。版元はそれをもとに重版するか、より熱心にPRすべきかを判断しますし、書店側はもっといいコーナーに置くべきか、はたまた返品すべきかを判断します。
わたしがこの仕事をやっているのは「自分が読んでいて楽しいと思えるマンガをもっと読みたい」という非常にエゴイスティックな動機によります(もちろんほかにも理由はありますけど)。そのためには売れてもらわなくては困ってしまうわけで、そして少なくとも自分が面白いと思ったマンガはほかの誰かにとっても面白い筈だという楽観的な信念のもと、その「誰か」がそのマンガを発見してくれる機会を増やしたいのです。もしくは雑誌やらWebやらの少女マンガ特集がこちらの記事を参考に作品を選んで紹介してくれても万々歳ですね。
この連載では「話題」「雑誌」「単行本」「今月の注目」という4つのカテゴリに分けて作品を紹介しています。「雑誌」というカテゴリはちょっと新しいかなと自画自賛。これも前述のとおり少しでも女性向けマンガ雑誌が売れてくれたらいいな、という思いが動機になっています。ネットが拡大しつつあるとはいえ、やはり雑誌はまだまだ新人の発掘・育成の主力機関であるべきだと思いますし、そのためには少しでも売れてくれないと困ってしまうのです。
毎月上旬(できれば第1週)にアップ予定です。もうすぐ5月分がアップされる筈なんですがまだかしら。マンガ探しの手がかりにしていただければと願うばかりであります。
- 作者: 近藤ようこ,津原泰水
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/エンターブレイン
- 発売日: 2014/03/24
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- 作者: 谷和野
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